2017年6月22日木曜日

ソロウクレレを誰でも弾けるようになる本(ウクレレ教本レビュー)




メロディ→伴奏→ソロの3ステップ方式でソロウクレレを誰でも弾けるようになる本(CD2枚付)

リットーミュージック
佐藤 雅也 (著)

対象者:初心者


超初心者向けのウクレレ教本。
構え方だったり、弾き方だったり、初めてウクレレを手に取る方に向けて基礎の基礎から解説されています。

僕はウクレレ初心者どころか、楽器全般、ひいては音楽全般の初心者で、学校以外で楽器に触れたことがありませんが、この本なら進められそうです。
(現在4曲目の「きよしこの夜」までを練習中)

■この本の特徴

この本で目指す最終的な演奏形態は、ジャカソロといわれるようなものらしいです。(多分)
ウクレレの奏法には大きく2つがあるようです。

・伴奏
・ソロ(ジャカソロ)

伴奏はもともとのウクレレの奏法で、コードを弾きます。
メロディは歌うとか、別の楽器にまかせます。
ジャカソロというのはコードも弾きながら、主に1弦(一番下の弦)でメロディも弾くというもの。
コードだけでなくメロディもつくことで、ウクレレ一本でちょっとした作品として披露できますし、僕のように歌に自信が無くて歌いたくなくても大丈夫です。(笑)

この本では課題曲を3ステップで練習します。
ステップ1でメロディ、ステップ2でコードの伴奏、最後のステップ3で合わせたソロの形になります。

なので、一応目指すところは最後のソロではあるものの、練習の過程で一音ずつ弾くメロディも、コードを弾く伴奏も身につきます。

ギターなど似た楽器を触ってこなかった人でも、きちんとやれば幅広い基本的な演奏方法を体得できるよくできた教本です。

■程よいレベル感

教本でありがちなのは教える側が欲張ってしまって、ゴールを高く設定し過ぎるために、課題曲一つ毎のレベル差が大きすぎて、初心者がついていけなくなること。
もちろんコツコツできる人なら、一つの課題曲を完璧にマスターしてから次に進めばいいのでしょうが、僕のように飽きっぽい人間は、同じ曲を何百回も練習したくない。(笑)
この教本は(少なくとも最初の方では)、課題ごとのレベル差が少なく、複数の曲をいっぺんに練習できます。

最初の「喜びの歌」を何となく弾いて、完璧にならなくても次の「かっこう」に進める。
だからいろいろな曲を交互に練習しながら飽きずに少しずつ完成度を高めていけます。

趣味で練習するわけですから、つらくない、楽しい方が良いですよね。

■やっぱり基本は大事

音楽の知識が皆無な僕は、楽器を弾ける人がよくやる、耳コピというやつの理屈がわからなかったのですが、この本の4曲目までの内容が分かった段階で、簡単な曲のコードを自分で探すことができました!

メロディは基本的に1弦で弾く。
メロディに合うコードを適当に入れる。

その辺の考え方がわかるようにできているようです。
ズブの素人の僕が1週間でここまでいけたので、はっきりいってもう僕の中でこの本はバイブル的な扱いになってます。

とりあえず、複数曲を並行して練習しながら、少しずつ簡単なものから完成させていきたいと思います。
また練習が進んだらレビューは追記します。